20~30歳代の貯蓄はいくら?平均と中央値を確認
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)各種分類別データ」を参考に、貯蓄分布と平均と中央値をみていきます。
まずは20~30歳代から確認しましょう。
20歳代の貯蓄分布。平均と中央値は
- 平均:179万円
- 中央値:20万円
20歳代の平均は179万円ですが、中央値は20万円まで下がりました。
20歳代は就職したばかりの方も含まれており、また年代的にも収入が上がる前という特徴があります。約4割の方が貯蓄ゼロでした。
30歳代の貯蓄分布。平均と中央値は
- 平均:606万円
- 中央値:56万円
続いて30歳代ですが、平均は606万円と大きく上がりました。
ただ中央値は56万円となっており、半数以上が貯蓄100万円未満となっています。
一方で、30歳代で貯蓄1000万円以上も約1割います。個人差が非常に大きいとわかるでしょう。