究極的には「現役世代が全員介護に従事する」という姿に近づくかも
少子高齢化が進むと、極端に言えば現役世代が全員で介護に従事するようになるかも知れません。そうなれば、自動車も洋服もすべて輸入することになるでしょう。
そのための費用を海外からの利子配当等々で稼げるのであれば、輸出産業はおろか、製造業自体が不要かも知れません。
利子配当だけで稼げなくても、過去の蓄えを少しずつ取り崩して使えば良いのです。数千年後に日本人がゼロになるとすれば、それまでに使い切ってしまっても構わないわけですから。
もちろん、そんな極端な事態にはならないでしょうが、製造業は国内向けの物しか作れず、輸出は全く行なわない、ということは考えられるかも知れません。
給料を受け取らない家計をFIREと呼ぶとすれば、日本国がそれに近づいていく、ということですね。
本稿は、以上です。なお、本稿は厳密さより理解の容易さを優先しているため、細部が事実と異なる場合があります。
参考資料
塚崎 公義