現行のNISA制度の口座数はどれくらいか
では、現行のNISA制度の口座数はどれくらいでしょうか。
日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年9月30日現在)について 」によると、2022年9月末の証券会社のNISA総口座数は1144万口座となっており、そのうち一般NISAが678万口座、つみたてNISAが466万口座となっています。
年代別にみると以下の通り。
現行NISA制度の口座数(一般NISA・つみたてNISA)
- 20歳代:29万口座・107万口座
- 30歳代:78万口座・155万口座
- 40歳代:110万口座・116万口座
- 50歳代:120万口座・62万口座
- 60歳代:123万口座・18万口座
- 70歳代:136万口座・6万口座
- 80歳以上:80万口座・1万口座
※出所:日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年9月30日現在)について 」
一般NISAかつみたてNISAかは年代によって異なり、20~40歳代まではつみたてNISAが多く、50歳代~80歳以上は一般NISAのほうが多いとわかります。
その一因として、つみたてNISAは少額からはじめられること、また長期間にわたり運用するものであるため、若い世代で多いと考えられます。
一般NISAはある程度投資をする余裕がある年代に多いと考えられるでしょう。
新NISA制度へ改正予定、自身のマネープランを考えよう
現行のNISA制度の口座数をみても分かる通り、年代によってどのような投資方法を行いたいかは変わるものです。
2024年より新NISA制度になることにより、成長投資枠とつみたて投資枠を併用する方も今後増えると考えられるでしょう。
一方で、運用にはリスクがありますし、投資は自己責任です。
自分に合った投資方法や金融商品は何か、わが家でとれるリスクはどれくらいなのか、今から考えてみるといいでしょう。
参考資料
- 自由民主党 公明党「令和5年度税制改正大綱(2022年12月16日公表)」
- 日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年9月30日現在)について 」
- 金融庁「新しいNISA」
- 金融庁「NISAとは」
- PRTIMES「<調査>新しいNISA制度に関するアンケート調査 5割近くが新制度を認知」
宮野 茉莉子