運賃改定の背景
泉北高速鉄道株式会社では、今回の運賃改定の目的は下記のとおりとしています。
- 新型コロナウイルス感染症を契機とした働き方の多様化や、沿線人口の減少に伴う収入減のため
- 全駅へのホームドア設置をはじめ、車両・設備の更新等の安全に関する投資財源を確保し安全・安心な輸送サービスを提供するため
- 子育てのしやすい環境を提供するため
鉄道の運賃改定は、関西の他の沿線でも見られます。
例えば、京阪電気鉄道や阪急電鉄、阪神電気鉄道では、2023年4月1日から、鉄道駅バリアフリー料金が大人旅客運賃に加算されます。
また、近畿日本鉄道株式会社でも2023年4月1日より運賃の値上げが予定されています。
近年ではホームドアの設置やバリアフリー化など、費用のかかる改修が急務となることもあり、運賃の改定は避けられない流れとなっています。
その一方で、泉北高速鉄道の「小児IC運賃運賃50円」のように、子育て世帯を応援する取り組みも行われています。