2. 50歳代で何からやるべきか。年金はいくらもらえそうか
50歳代でも貯蓄ゼロ世帯は、意外にも多い結果となりました。限られた時間ではあるものの、まだ老後までは残り数十年あると言えるでしょう。
具体的に取るべきおすすめの行動は、以下の2点です。
2.1 その1 ねんきん定期便をチェックする
退職後の主な収入源は、公的年金となる世帯が多いでしょう。まずは、自分がいくら受け取れるのか、見込み額を確認することから始めることをおすすめします。
「ねんきん定期便」は50歳を超えると様式が変わり、将来の年金見込額が表示されるようになります。
ちなみに厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金・国民年金事業の概況」を見ると、現在のシニア世代の年金受給額の平均は国民年金で5万円台、厚生年金で14万円台。
早いタイミングで、将来受給できる金額を確認し、老後の生活をイメージしてみるのです。
海外旅行に行くなど楽しい想像だけでなく、要介護状態になってしまったときなど、良いことも悪いことも想像してみることが大事です。
不足するだろう金額を今から準備するにはどうしたらよいかを、余裕を持って考えることができるでしょう。