5. 厚生年金と国民年金から天引きされるお金はいくら?
具体的に天引きされるお金は、年金やその他の収入、居住地、家族構成等によって異なります。
ここでは世田谷区に住む方の例で試算してみます。
5.1. 月額20万円の年金から引かれるお金(年額)
- 介護保険料:約9万円
- 国民健康保険料:約14万円(75歳未満の場合)
- 所得税:約3万円
- 住民税:約7万円
5.2. 年金月額20万円の手取り額
年金天引きされる金額は、年額で約33万円です。月額換算で約2万7500円なので、額面20万円の場合、月額の手取りは17万程度になることがわかりました。
年金から約15%が税金や保険料として天引きされることを考えると、手取り額は意外に少なく感じてしまいますね。
ちなみに、総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、無職の夫婦世帯の場合、社会保障給付(年金)21万6519円に対し、直接税1万2109円・社会保険料1万8529円が平均となっています。
また無職の単身世帯の場合では、社会保障給付12万470円に対し、税金と社会保険料が約1万2000円天引きされています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)