二十四節気である「立春」や「冬至」などは知っていても、「大寒」についてはよく知らない方もいるのではないでしょうか?
「大寒(だいかん)」は、二十四節気の一つであり、冬の季節を感じられる時期を指します。
本記事では、大寒の意味や大寒にまつわる食べ物などを詳しく解説していきます。
記事を読むことで、日々の生活の中で少しだけ、季節を意識しながら過ごすことができるでしょう。
大寒とは?2023年はいつ?
大寒は、春夏秋冬を二十四分割した二十四節気の一つです。
二十四節気は、立春から始まり大寒で終わるため、大寒の時期がやってくると「もうそろそろ新しい季節が訪れる」合図にもなります。
2023年の大寒の始まりは「1月20日」で、次の節となる立春までの期間を指すことが多いです。
二十四節気は日付が固定されていないため、毎年日付が変動しますが、大寒に関しては2052年まで「1月20日」となっています。
大寒はどのような時期?
大寒は、名の通り「一年で最も寒さが厳しくなる」時期を指します。
江戸時代に発行された「こよみ便覧」には、大寒について「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記載されているほどです。
実際に、気象庁による過去の観測データによると、最高気温の低い日と最低気温が低い日どちらもほとんどが「大寒の時期」であることが分かっています。
以下は、1977年10月から2022年12月の間に最も最高気温が低かった日と最低気温が低かった日をランキング形式にしたものです。
1位は1985年1月24日の-21.2度。2位は同年1月25日の-20.9度です。
上記の調査結果からも、大寒の時期は「一年で最も厳しい寒さ」になることがうかがえます。
大寒にまつわる伝統的な食べ物
冬至によく「かぼちゃ」が食べられているように、大寒の時期にもよく食べられている食べ物はあるのでしょうか。
実は、地域によっては「大寒にまつわる食べ物」は存在します。
本章では、その中から厳選して「かんざらし」と「かんずり」について紹介していきます。
かんざらし
かんざらしは、長崎県島原市一帯で食べられており、米粉(白玉粉)で作った団子に、砂糖で作った蜜をかけて食べる伝統スイーツとなっています。
かつて島原市一帯では、大寒の時期になると、くず米を石臼で水びきし、その沈殿物である米粉を乾燥させて作っていたことから、「かんざらし」と呼ばれるようになったようです。
当時は大寒の時期に米粉を作り始め、夏頃になると来客へ寒ざらしを振る舞っていたのが発祥とされています。
かんざらしは基本的に夏場に食べるものですが、どのシーズンにおいても美味しく食べられるスイーツなので、一度食べてみてはいかがでしょうか。
かんずり
かんずりは、新潟県妙高市に伝わる、塩漬けされた唐辛子をベースにした伝統の発酵調味料となっています。
大寒である1月20日前後に、かんずりの仕込みを始めることから「寒造里(かんずり)」と呼ばれるようになったようです。
新潟県は豪雪地帯であるため、厳しい寒さで冷えた体を温めるために食べられていたのが発祥とされています。
かんずりは、唐辛子ベースとなっていることから、寒い冬でも体が温まりやすくなるため、大寒の時期にこそ、かんずりを料理に使用してみると良いでしょう。
大寒の時期に季節の終わりを感じよう
本記事では大寒について詳しく解説していきました。
2023年の大寒の始まりは「1月20日」で、次の節となる立春までの期間を指すことが多いです。
大寒は一年の中で最も厳しい寒さとなる時期であるため、冬らしさがより一層感じられそうですね。
大寒の時期が終わると、春を感じる季節に移り変わるため、日々の生活の中で少しだけ季節を意識しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。



