5. 老後も資産を「守って育てる」発想を
今回は65歳以上・リタイア世帯の平均貯蓄額と厚生年金と国民年金の平均受給額についてお話をしてきました。
65歳以上・リタイア世帯の平均貯蓄額は平均2000万円以上でしたが、中央値と乖離がありました。そして500万円未満世帯も約2割。
一般的な年金受給開始年齢である65歳時点までにしっかり貯蓄を準備しておきたいものですね。また、フリーランスや自営業など「国民年金のみ」を受給する場合や、厚生年金加入期間が短めの人は、より丁寧に老後資金を準備していく必要があるでしょう。
預貯金や資産運用を上手に組み合わせ、お金を守りながら育てていけるとよいですね。また、ご自身の年金見込み額を知ることは、老後資金準備の第一歩とも言えます。「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を活用していきましょう。
参考資料
長井 祐人