4.「厚生年金と国民年金」最新版「2021年度」平均年金月額はいくらか

では、老後のメインの収入となる「公的年金」についても目を向けましょう。

2022年12月26日に公表された厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、最新の国民年金と厚生年金の平均月額は以下の通りです。

4.1 国民年金の平均年金月額

出所:厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

平均月額:5万6368円

  • 1万円未満:7万27人
  • 1万円~2万円未満:28万4152人
  • 2万円~3万円未満:90万3006人
  • 3万円~4万円未満:274万9550人
  • 4万円~5万円未満:463万6048人
  • 5万円~6万円未満:791万730人
  • 6万円~7万円未満:1500万3006人
  • 7万円以上:187万2466人

4.2 厚生年金の平均年金月額

出所:厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

平均月額:14万3965円

  • 1万円未満:9万9642人
  • 1万円以上~2万円未満:2万1099人
  • 2万円以上~3万円未満:5万6394人
  • 3万円以上~4万円未満:10万364人
  • 4万円以上~5万円未満:11万1076人
  • 5万円以上~6万円未満:16万3877人
  • 6万円以上~7万円未満:41万6310人
  • 7万円以上~8万円未満:70万7600人
  • 8万円以上~9万円未満:93万7890人
  • 9万円以上~10万円未満:113万5527人
  • 10万円以上~11万円未満:113万5983人
  • 11万円以上~12万円未満:103万7483人
  • 12万円以上~13万円未満:94万5237人
  • 13万円以上~14万円未満:91万8753人
  • 14万円以上~15万円未満:93万9100人
  • 15万円以上~16万円未満:97万1605人
  • 16万円以上~17万円未満:101万5909人
  • 17万円以上~18万円未満:104万2396人
  • 18万円以上~19万円未満:100万5506人
  • 19万円以上~20万円未満:91万7100人
  • 20万円以上~21万円未満:77万5394人
  • 21万円以上~22万円未満:59万3908人
  • 22万円以上~23万円未満:40万9231人
  • 23万円以上~24万円未満:27万4250人
  • 24万円以上~25万円未満:18万1775人
  • 25万円以上~26万円未満:11万4222人
  • 26万円以上~27万円未満:6万8976人
  • 27万円以上~28万円未満:3万9784人
  • 28万円以上~29万円未満:1万9866人
  • 29万円以上~30万円未満:9372人
  • 30万円以上~:1万4816人

*上記の数字には国民年金部分を含みます。

国民年金は保険料が一律のため、年金受給額に大きな差が出にくい傾向にあります。

厚生年金は会社員や公務員の方しか加入することができず、個人の年収や加入期間によって年金受給額が変わってきます。年収が多く、加入期間が長ければ、受給額が多い傾向にあります。

自営業やフリーランスなど、厚生年金加入期間がない場合は、老後に受取るのは「国民年金のみ」となります。現役時代の早い段階から、老後を見据えた資産形成を始めておく必要がありそうです。