おひとりさまにとっても「暮らしやすい社会」へ

「若者の〇〇離れ」という言葉を頻繁に耳にしますが、その中の一つに「結婚離れ」もあります。不況などにより正職に就けない人もいる昨今、自分を養うことで精一杯という若者もいるでしょう。

仕事が安定しない状態で単身で暮らしている方の中には、趣味や食事、洋服などに思うようにお金をかけられない方もいます。

娯楽サービスや飲食店などはおひとりさまにとって年々利用しやすくなってきていますが、その一方で、社会保障やセーフティーネットの面においては、おひとりさまにとって十分なものであるとは言えない面もあるかもしれません。

また経済的に安定しているおひとりさまであっても、老後について不安を抱いている方や、孤独を抱えている方も少なくありません。

おひとりさまが安心できる公的サービスの実現の必要性が高まると同時に、個人が将来を見据えて貯蓄をしっかりと行う必要があるでしょう。

参考資料

西田 梨紗