50歳代の貯蓄平均は？リタイヤ前「最後の貯め時」に見直したいNG習慣3つ

1. 【年代別】平均貯蓄額はいくらか？

まずは各年代別の平均貯蓄額を総務省統計局「家計調査報告（貯蓄・負債編）－2021年（令和3年）詳細結果－（二人以上の世帯）」を参考に確認しましょう。

年代別の平均貯蓄額（二人以上世帯）

• 20歳代：414万円
• 30歳代：774万円
• 40歳代：1143万円
• 50歳代：1846万円
• 60歳代：2537万円

年齢が高いほど、平均貯蓄額も増えています。40歳代になると1000万円の大台を超えます。子育て世帯では教育費がかさむ頃かもしれません。出ていくお金は多いものの、毎月決まった金額を貯蓄に回す習慣はつけておきたいものですね。

50歳代の平均貯蓄額は1846万円。かつて話題となった「老後2000万円」で老後資金の目安とされた金額に近づいてはいます。

50代前半までは、住宅資金や教育資金などが家計を圧迫する世帯も多いでしょう。これらのコアな出費が落ち着けば、日頃の貯蓄をいっきにペースアップできるかもしれませんね。

定年退職までの「貯め時」を生かして、計画的なラストスパート期としたいものです。