子育て世帯の平均年収はいくらか
子どもを育てるには多大なお金が必要となるため、経済的に子どもの人数を諦める夫婦も多いものです。
では、実際の子育て世帯の平均年収はいくらなのでしょうか。
厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、「児童(18歳未満の未婚の者)のいる世帯」の平均所得金額は2020年で813万5000円です。
2011年は697万円でしたが、2014年に712万9000円、2020年には800万円を超えました。ここ10年で上がっていることがわかりますが、これは共働き世帯が増えているのも一因でしょう。
一方、厚生労働省「令和3年国民生活基礎調査(令和元年)」のデータからみると、子育て世帯の約5組に1組である20.8%が「貯蓄100万円未満」と答えています。
住宅ローンや教育費が家計を圧迫する子育て世帯においては、共働きで世帯年収をあげても、貯蓄に結びつかない家庭がいることがうかがえます。