「春の七草」と「秋の七草」の違い

                                                                perori/shutterstock.com

春の七草は冬に採れる野菜・野草を七草粥にして食べ、その年の無病息災を祈願するもの。一方で「秋の七草」は、花姿を観賞して楽しむものになります。では、秋の七草の種類も見てみましょう。

萩(ハギ)

初夏~秋に赤紫や白の小花を咲かせる落葉低木樹

ススキ

イネ科の多年生植物

葛(クズ)

夏~秋に紫色の花を咲かせるツル性植物。根は葛根湯の原料

撫子(ナデシコ)

初夏~秋に色鮮やかな花を咲かせる一年草、もしくは多年草

女郎花(オミナエシ)

初夏~秋に黄色の花を咲かせる多年草

藤袴(フジバカマ)

夏~秋に薄紫や白のふわふわした花を咲かせる多年草

桔梗(キキョウ)

初夏~秋に青紫や白、ピンクの星型をした花を咲かせる多年草

いずれも秋に見頃を迎えるステキな植物ばかりです。秋の七草を愛でて楽しみたい人は、ぜひ庭や花壇で育ててみてはいかがですか?

まとめにかえて

「春の七草」を七草粥にして食べる本来の意味は、「生命力旺盛な野菜・野草からパワーをもらい、その年の無病息災を願うこと」。同時に「年末年始の暴飲暴食で疲れた胃腸を休ませる」という意味も兼ねています。

忘年会やクリスマスパーティー、お正月などでつい食べ過ぎ・飲みすぎたという人は、ぜひ1月7日に七草粥を食べて無病息災を祈願するとともに胃腸を労わってあげてくださいね。

LIMO編集部