3. 日々の運用状況を気にしすぎていない?
そもそも「長期・積立・分散」投資は、数か月や数年といった単位で、すぐに成果を実感できるものではありません。中長期的な資産形成を目指し、地道にコツコツ続けていけるかどうかが重要です。
そのうえで、短期の運用成績はできる限り気にしないことが、長期投資継続のポイントとなります。スマートフォンのアプリで、手軽に運用実績を確認できるサービスも増えていますが、あえてログインしない、アプリをアンインストールしておくなど、運用実績を気にしなくてよい環境を作っておくことも一案です。
改めて、今年の金融市場はさまざまなニュースがありました。昨年末の時点で、ロシアのウクライナ侵攻や、米国での急激な物価上昇を正確に予測できた人は少ないのではないでしょうか。同様に、来年、何が起こるのか、いまの時点で見通すことはできません。投資の目的を忘れず、長い目線で「長期・積立・分散」投資に取り組んでいきましょう。
ウェルスナビ株式会社 小松原 和仁