日米の金利差拡大により、円安が進行
物価上昇を抑えるために、アメリカの中央銀行は段階的に政策金利を引き上げています。一方で、日本銀行は金利を引き上げていませんので、日米の金利差が拡大し、円を売ってドルを買う動きが進んだことで、円安の流れが加速しました。
アメリカでは、金利を上げてもなかなか物価上昇が収まらず、さらなる金利の引き上げ→景気の先行き不安→株価の下落というスパイラルに陥りました。
2021年は、米国株へのインデックス投資である程度のリターンが得られたと思いますが、2022年は打って変わって、パフォーマンスが安定しない年となりました。
2023年はどうすればよい?
改めて2022年を振り返ると、資産運用の王道と言われる「長期・積立・分散」の中で、最も難しいのは長く続けること(長期)ではないかと感じます。
相場が不安定な状況だと、リターンがマイナスになるなど、年初に思い描いていたような運用成績があげられなかった方も多いのではないでしょうか。
昨年(2021年)であれば米国株が好調でしたが、今年は、他の金融商品に乗り換えたり、利益確定のため売却したりした方もいらっしゃるかもしれません。