G1「東京大賞典」過去10年の優勝馬

出所:地方競馬情報サイトを参考に筆者作成

まずは地方競馬情報サイトが公開しているデータをもとに、過去10年間の優勝馬を振り返っていくと、すべてJRA所属馬が制していることが分かります。

地方所属馬は過去10年で0勝と厳しい戦いが続いていますが、2019年には2、3着。2020年には2着に入っており、JRA所属馬との差は徐々に埋まってきたと言えます。

また、2018年からオメガパフュームが4連覇していましたが、引退をしたため、今年は絶対王者不在の「東京大賞典」となりました。

G1「東京大賞典」優勝馬の前走条件を振り返る

出所:地方競馬情報サイトを参考に筆者作成

次に優勝馬の前走条件を見てみます。

2012年から2019年までは、8年連続で12月1週目に行われる※チャンピオンズカップ(G1)に出走し、6着以内に入っている馬が東京大賞典を制しています。

とくに注目したいのは、2013年から2連覇のホッコータルマエや、2018年から4連覇のオメガパフュームなど、大井競馬場とのコース相性が良い馬が強いレースと言えるのではないでしょうか。

前述の2頭は、6月に同じ条件(大井2000m)で行われるG1「帝王賞」も勝利しています。

※「ジャパンカップダート」は、「チャンピオンズカップ」の前身レース