3. 年収の何%で2000万円が達成できる?

ちなみに、国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、男性の平均年収は以下のように推移しています。

国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査―調査結果報告―」

3.1 【男性】年齢別・平均年収の推移

  • 19歳以下:146万円
  • 20~24歳:277万円
  • 25~29歳:393万円
  • 30~34歳:458万円
  • 35~39歳:518万円
  • 40~44歳:571万円
  • 45~49歳:621万円
  • 50~54歳:656万円
  • 55~59歳:668万円
  • 60~64歳:521万円
  • 65~69歳:421万円
  • 70歳以上:357万円

23歳~59歳まで平均年収の10%を貯蓄できたと仮定すると、単純計算で約2006万円が貯まることになります。

コツコツ決まった金額を貯めていけば、2000万円の貯蓄も夢ではありません。

とはいえリアルな生活の中ではそこまで貯蓄に回す余裕がない、子どもがいる家庭では教育費がかさむ、といった事情もあるでしょう。

その場合、貯蓄に回す予算が下がる分、銀行の預金よりも高い金利でお金を運用することで挽回できるかもしれません。

ただし、目先の利益につられてFXや個別株の短期トレードなどギャンブル性の高い資産運用に手をだすと大やけどする可能性も高まります。

4. まとめにかえて

今回は、50歳代の時点で貯蓄が2000万円ある世帯の割合をみながら、上手にお金を貯める「成功の法則」についても考えてみました。

「小さな目標」をひとつひとつクリアしながら、成功体験を積み重ねることでモチベーションを高めていけたら嬉しいですね!

じっくり腰を据えて長期的にお金を育てていきたいと考えている方は、年末年始のお休みなどを利用して、資産運用の基礎について学んでみることをおすすめします。

参考資料

尾崎 絵実