1. 【勝ち確?】50歳代で貯蓄2000万円以上をクリアした世帯は何%いるのか
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年)」から、世帯主の年齢を50歳代にしぼって貯蓄の実態をみていきましょう。
まず、貯蓄が“ある”世帯全体の場合、平均1792万円の貯蓄があるとされています。しかし、中央値は平均を大きく下回る750万円にとどまっています。
- 100万円未満:11.7%
- 100~200万円未満:8.9%
- 200~300万円未満:5.5%
- 300~400万円未満:5.8%
- 400~500万円未満:4.5%
- 500~700万円未満:8.6%
- 700~1000万円未満:8.8%
- 1000~1500万円未満:10.0%
- 1500~2000万円未満:7.8%
- 2000~3000万円未満:8.7%
- 3000万円以上:15.6%
- 無回答:4.1%
貯蓄あり世帯のうち、24.3%が2000万円以上の貯蓄をもっているようです。
つづいて、貯蓄“ゼロ”世帯を含んだ場合、50歳代の平均貯蓄額は1305万円。中央値は350万円まで下降します。
- 100万円未満:8.6%
- 100~200万円未満:6.6%
- 200~300万円未満:4.0%
- 300~400万円未満:4.3%
- 400~500万円未満:3.3%
- 500~700万円未満:6.4%
- 700~1000万円未満:6.5%
- 1000~1500万円未満:7.4%
- 1500~2000万円未満:5.7%
- 2000~3000万円未満:6.4%
- 3000万円以上:11.5%
- 無回答:3.0%
この場合、貯蓄2000万円以上の割合は17.9%、貯蓄ゼロ世帯は26.3%です。
多くの貯蓄を持つ人の割合よりも、一見2000万円近いようにみえた50歳代の貯蓄の中央値が350万円ということに驚いた人も多いでしょう。