2. 「60歳までに2000万円を貯める!」その成功の法則とは
貯蓄はしばしばダイエットに例えられることがありますが、この2つには共通した成功の法則があります。
それは、大きな目標までの「小さな目標」を作ることです。
たとえば、いきなり一気に30㎏の減量しようとすると、ストイックになりすぎて長続きしない確率が上がります。結果、リバウンドすると「失敗体験」が身についてしまいます。
人間の「体験に基づく思考」は思っている以上に「何かに挑戦する時のモチベーション」に影響しますから、小さな目標を達成して成功体験を積み重ねるのが吉です。
貯蓄の場合、2000万円の貯蓄という大きな目標を掲げた途端、ありとあらゆる物を我慢して切り詰めた生活にシフトする人がいます。
結果的に、楽しみがなくストレスが爆発したり、健康に影響を及ぼすことも。
そうなると余計な散財をしたり、病院代がかかったり、「自分は貯蓄に向いていない」という苦手意識を生んでしまいます。
そのため、2000万円貯めるための小さな目標を立てましょう。
例えば無理のない範囲で「まずは今月3万円貯金する」、つぎに「先月と同じ3万円を貯金する」といった形で目標が達成できた月を増やしていきます。
1年続けることができたら翌年の貯蓄の目標をたてる基準ができますから、年収の何%分貯蓄に回せたのか振り返ってみるのもよいでしょう。