リタイア後の生活を考える「月の生活費」はいくらか
では次に支出について、総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」を参考に見ていきましょう。
二人以上世帯の月の消費支出
- 60~69歳:28万8312円
- 70歳以上:22万6383円
60歳代の消費支出は28万円台ですから、税金や社会保険料といった非消費支出をあわせると月31~32万円になるでしょう。
50歳代よりは減っているものの、40歳未満の生活費よりは多くなっています。
70歳代になると仕事を辞める人が多いですが、非消費支出をあわせれば月25~26万円の支出となります。
さきほどの年金の平均額から「会社員の夫と専業主婦の妻」で考えると月20万円前後になりますから、年金だけでの生活は難しいご家庭もあるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)