2. 国民年金保険料の前納制度とは
国民年金保険料は、毎月納付だけでなく、「6ヵ月前納」「1年前納」「2年前納」が可能です。
前納制度を利用すると、保険料の割引が受けられます。
割引額は2022年度ベースで公表されているため、ここでは2022年度(~2023年度)の割引額を確認しましょう。
2.1 口座振替で前納した場合の割引額
口座振替で前納した場合、他の納付手段よりも割引率は高くなります。
2022年度の保険料1万6590円と2023年度の保険料1万6520円を2年分前納した場合、割引額は1万5790円にもなります。
ほぼ1ヶ月分の保険料が割引になると思うと、オトクに感じますね。
前納を利用する場合は、「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書」に必要事項を記入の上、預貯金口座をお持ちの金融機関(郵便局を含む)の窓口、または年金事務所に提出します。
申込期限は2月末日なので注意しましょう。
2.2 現金やクレジットカードで前納した場合の割引額
現金やクレジットカードで前納した場合の割引額は、以下のとおりです。
2年分を前納する場合、割引額の総額は1万4540円になりました。口座振替での割引額よりは少ないものの、やはり大きな金額ですよね。
クレジットカードで前納する場合、「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」に必要事項を記入の上、年金事務所に提出します。
こちらも2月末日が申込期限となっています。
現金での2年前納をする場合、毎年2月1日から申出書の受付が開始されます。
年金事務所から書類を送付してもらうか、日本年金機構のホームページからダウンロードし、年金事務所に提出します。