2. 【プレ年金世代】50歳代・ 無貯蓄世帯の割合は、世帯収入でどう変わる?
同調査より、世帯年収ごとの50歳代の無貯蓄世帯の割合と、貯蓄額の中央値についても確認します。
世帯年収300万~500万円世帯では「貯蓄ゼロ世帯」の割合が35.1%と、およそ3世帯に1世帯が無貯蓄世帯。中央値も100万円です。
500万~750万円の世帯になると、貯蓄ゼロの割合は18.1%に。その割合は下がったとはいえ、5世帯にほぼ1世帯に、貯蓄がないことがわかります。貯蓄額の中央値は500万円です。
世帯年収1000万円を超えると、貯蓄額の中央値は1000万円を超えますが、それでも無貯蓄世帯は1割弱存在します。
収入から貯蓄に回せる金額は、家族構成やライフスタイルより世帯差があります。学齢期のお子さんがいれば、毎月お金が右から左へ…、という時期もあるでしょう。また、高所得世帯は税や社会保険の負担が大きく、公的な支援の対象外となるケースもあります。
家計の見える化、そして、毎月の収入から「先取り」して貯蓄に回す習慣など、できることから工夫をしていけるとよいですね。