5. 年金に依存しない老後生活に向けて

「厚生年金と基礎年金」の平均受給額を見ていきました。厚生年金の平均は14万4366円、基礎年金の平均は5万6252円です。

同時に分布もみることで、より個人差の実情がわかりましたね。

さらにここ2年は年金のマイナス改定が続いており、厚生年金受給者であっても「安泰」とは言えません。

昨今の物価上昇に対応するためにも、やはり老後資金は心強く感じられるでしょう。

日本年金機構の「ねんきんネット」や厚生労働省の「公的年金シミュレーター」など、年金額の試算ツールはいろいろあります。

老後に過度な不安感を持っていてもお金は貯まりません。大切なのは正しく危機感を持つことなので、まずは年金見込額を知ることが大切ですね。

危機感を貯蓄へのモチベーションに替え、客観的にマネープランを練ってみましょう。

年末年始の時間を有効に使い、将来のお金についてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子