1.2 パンジー

パンジー(Jordan Tan/Shutterstock.com)

  • スミレ科スミレ属
  • 一年草
  • 開花時期:10月~5月
  • 参考価格:100円〜300円前後

昨今のパンジーはビオラと区別がつきにくくなっていますが、中心にブロッチという黒い斑点があるのがパンジーです。また花の大きさで区別し、大輪のほうがパンジーとされています。

育て方はビオラと同じです。ビオラと同じように風通しと日当たりの良いところを好みます。寒さにも強く、寒冷地以外なら冬の屋外でも育てることができます。

パンジーも半年以上にわたって花を咲かせることから、定期的な追肥が必要。咲き終わった花は茎の根元から摘んでこまめに手入れをしましょう。美しい花が長期にわたって楽しめます。

フリル咲き、八重咲きなど華やかな咲き方をする品種もあり、その種類は何百種類もあると言われています。

最近は茎の長い切花用のパンジーもあり、他の花と一緒に活けると大変華やかです。

1.3 シクラメン

ピンクのシクラメン(Zhuravlev Andrey/Shutterstock.com)

  • サクラソウ科シクラメン属
  • 多年草
  • 開花時期:10月下旬~4月
  • 参考価格:200円~400円前後(ポット苗)、2000円~5000円前後(5号鉢)

クリスマスの時期になると店頭に並ぶシクラメン。観賞用の大きな鉢から、屋外で地植えが可能なガーデンシクラメンまで、いろいろな品種が出回っています。

多年草のため、上手に管理をすると翌年も花を楽しめます。冬の花というイメージが強いシクラメンですが、じつは寒さには弱い性質。鉢植えの観賞用シクラメンは屋内で育てましょう。

3月中旬~9月中旬は屋外で育てられますが、日当たりが良く雨の当たらない軒下に置くのがおすすめです。最低気温が10℃以下になったら屋内に取り込みましょう。

屋内では良く日の当たる窓辺で管理し、エアコンの風が直接当たらないところに置いてください。

花が枯れたら、スッと直立していた茎が徐々に倒れてきます。そのままにしておくと株が疲労したり、病気の原因にもなります。

枯れた花は茎ごと一本ずつ根本から引き抜きましょう。