国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本給与所得者の平均年収は443万円。これを単純に12カ月で割った場合、ひと月あたり約36万9000円ですね。
一方、老後の収入源となる公的年金だけで「ひと月30万円」を受け取るケースはかなりの高額受給者。「超レアさん」と呼んでもよい存在です。
これは、厚生年金の老後の年金額は、年金に加入していた期間と、その時期の稼ぎで決まるからです。今回は、厚生年金だけでひと月30万円を受け取る「超レアさん」の割合に触れたあと、年金の計算方法などを整理します。