国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本給与所得者の平均年収は443万円。これを単純に12カ月で割った場合、ひと月あたり約36万9000円ですね。
一方、老後の収入源となる公的年金だけで「ひと月30万円」を受け取るケースはかなりの高額受給者。「超レアさん」と呼んでもよい存在です。
これは、厚生年金の老後の年金額は、年金に加入していた期間と、その時期の稼ぎで決まるからです。今回は、厚生年金だけでひと月30万円を受け取る「超レアさん」の割合に触れたあと、年金の計算方法などを整理します。
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執筆者
日本大学国際関係学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事する。特に中国株・投資信託の提案を得意とし、自身でも幅広く投資を行ってきたため、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。現在は個人向け資産運用のサポート業務を行う。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有(2023年11月27日更新)。