5. 遺族年金も含めた将来設計を
遺族年金について、支給対象者や要件を解説しました。
この他、遺族年金をもらえない第1号被保険者の妻を救済するために作られた制度として「寡婦年金」と「死亡一時金」があります。
また、他に厚生年金保険の加入期間が20年以上ある夫の死亡の場合には、要件によって遺族厚生年金に「中高齢寡婦加算」「経過的寡婦加算」という2つの加算があります。
こうした制度を知らないままでは、過剰な生命保険に加入してしまうこともあります。まずは公的な保障をしっかり知った上で、足りない分を民間の保険でカバーしましょう。
一方で、遺族年金は受給要件が複雑だったり、受給要件が厳しいという側面もあります。
早いうちから遺族年金について調べておき、分かりにくい場合には、最寄りの年金事務所等で相談してみましょう。
参考資料
太田 彩子