厚生年金「みんなの平均、ひと月いくら？」
次は、サラリーマンが受けとる厚生年金の年金額についても見ていきます。
厚生年金の保険料は、年収によって決定します。現役時代に納めた保険料と年金加入期間が、老後の年金額を左右します。
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
厚生年金保険（第1号）平均年金月額（※）
※基礎年金（国民年金）の月額を含む
- 全体：14万4436円
- 男子：16万4742円
- 女子：10万3808円
厚生年金の年金月額は、男女全体で14万円台。ただしボリュームゾーンの男女差は顕著ですね。平均月額には約6万円の差があります。現役時代の収入や働き方が、老後の年金額を左右します。
基礎年金だけを受け取る場合よりも、手厚い保障となる傾向があることは確かでしょう。
とはいえ、会社員としてキャリアを積んだあとにフリーランスとして独立した人、育児や出産などをきっかけに離職して家庭に入った人などは、厚生年金を受け取ることができても、思いの外に年金額が低くなる可能性もありますね。
ご自身の年金見込額は、ねんきんネットやねんきん定期便などで把握しておきたいものです。将来を見据えたマネープランを作る大切なステップです。「平均額」を鵜呑みにするには避けたほうがよいでしょう。
