3. 自分で老後資金を準備する方法

年金収入を増やす努力と並行して、自力で資金を貯める準備も始めましょう。

老後資金は、期間が長いほど貯めやすい資金です。しかし、毎月の住宅ローン返済や子どもの教育資金など、目先のやりくりで少額しか貯金できないことも。

預貯金はリスクがほとんどないものの、低金利時代に資産を増やすことは望めません。数十年先のための貯金となれば、インフレのリスクも見過ごせないですね。

日々のやりくりで精いっぱいの中、少額しか貯金ができないようなら、「資産運用」も視野に入れてみてはいかがでしょうか。例えばiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)なら、毎月少額から老後資金を積み立てていくことができます。

運用成績によって増やせる可能性があるだけでなく、税制メリットも高いため、政府も後押ししている制度です。

資産運用では元本割れのリスクはゼロにできません。しかし、長期運用で分散投資を心がければその不安は軽減できます。預貯金も蓄えしつつ、分散して運用することも検討してみましょう。