2021年の今日公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2021年12月10日) |
コロナ禍をきっかけに在宅勤務が広がり、副業の可能性もひろがりました。
現在の収入を増やす方法はいくつかありそうですが、将来の年金額はどうでしょうか。今の勤め先をいずれ定年退職した後、どれくらいの年金を受け取れるか把握している方は、多くないと思います。
生命保険文化センターの調査によると、老後の最低日常生活費として必要となる金額は平均22万1000円。最低で22万1000円なので、趣味や旅行などを夢見る場合は、月に25万円程度を一つのラインとみてもよさそうですね。
そこで今回は、厚生年金を月25万円以上受給している人の割合を調査し、退職後の資産づくり(※編集部注)について考えてみたいと思います。
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1. 厚生年金の受給額「平均や相場」が丸わかり!
実際に厚生年金を受給している方の年金月額を見てみましょう。
厚生労働省「令和元年度 厚生年金国民年金事業年報」によると、厚生年金の男女全体の平均額は14万4268円。
男女では次のような違いがあります。まずは図でイメージをつかみましょう。
厚生年金保険(第1号)男女別の平均受給月額
- 男性:16万4770円
- 女性:10万3159円
厚生年金を月25万円以上受給しているのは男性が約2.87%、女性が0.09%という結果に。25万円以上の年金を受給するのは、かなり狭き門だと言えそうです。
ちなみに、これらの金額には国民年金(基礎年金)部分が含まれています。年金だけの収入になれば、生活は厳しくなるかもしれません。
「年金の額を増やす方法」、もしくは「老後の資金を自力で作る方法」はあるのでしょうか。