つみたてNISAではさまざまなインデックス投資信託が対象になっていますが、長期で積み立て投資をするなら、ハイリスクな一方で魅力的なリターンが期待できる株式のインデックス投資信託がおすすめです。

今回はつみたてNISAでの投資に適したインデックス投資信託4選と現状を解説していきます。

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1. 日本株(TOPIX)へ投資するインデックス投資信託

つみたてNISAでは、日本株に投資をおこないたいという方もいると思います。

日本の株価指数としてはTOPIXと日経225が有名ですが、この二つを比べるとTOPIXはよいでしょう。

日経225はその名の通り組み入れ銘柄が225銘柄と少なく、しかも株価の単純平均であることから「値がさ株」と呼ばれる株価が大きい銘柄のインパクトが大きいため、必ずしも日本の株式市場の実態を反映できない局面もあります。

対して、TOPIXは2000銘柄以上が組み入れられていて、かつ時価総額に応じて加重平均されているため、より正確に日本の株式市場の動向を反映します。

また、運用期間中のコストとなる信託報酬も相対的に低く、年間0.1%台に収まる銘柄もあります。運用コストを抑えられるのも、日本株インデックスの魅力といえるでしょう。

足元はグローバルな景気減速懸念のあおりを受けて小幅に下落しています。

しかし、日本はここまでコロナ禍以降の経済回復ペースが遅いことから、今後も経済正常化による回復が市場の下支えとなる見込みです。従って、中長期的に見れば底堅く推移することも期待されるでしょう。