日本の子育て世帯の平均年収から考察!生活に余裕があるの?

子育て世帯の平均年収は全世帯と比較して多いわけですが、生活に余裕があると言えるのでしょうか。考察していきましょう。子育て世帯ですから、子どもにかかる費用があります。

内閣府の「インターネットによる子育て費用に関する調査(平成22年3月)」によると、年間でかかる子育て費用の平均は、子どもが未就学児の場合およそ100万円です。そのうち、未就園児はおよそ85万円、保育所・幼稚園児はおよそ120万円となります。

出所:内閣府「インターネットによる子育て費用に関する調査(平成22年3月)」

また、小学生もおよそ120万円、さらに中学生では約40万円多く、およそ160万円かかると発表されました。

中学生までの子どもにかかる費用は、年間でおよそ100万円~160万円になります。高校生になればさらに高額になるのが予想できますよね。

子育て世帯が子ども以外で使えるお金は、その分少なくなるわけです。また、収入のなかから大学の費用も貯めていかなければならないのが子育て世帯です。いくら全世帯と比較して年収が高いとは言え、生活に余裕があるとは言い切れないでしょう。

もちろん、紹介した100万円~160万円のなかには、子どものための預貯金・保険は含まれていますが、大学の学費は高額になる傾向にあります。教育費を貯める工夫や、生活するうえでお金に対する高い意識が必要そうですね。