クリスマスの時期になると店頭に鉢が並びだすクリスマスカクタス。日本でも昔からなじみ深く「シャコバサボテン」という呼び名でもよく知られています。
鮮やかな赤やピンクの花が美しいクリスマスカクタスは、彩りが少なくなった寒い季節に華やかさを添えてくれる鉢花。今回はクリスマスカクタスの育て方を紹介します。
1/9
petrovval/istockphoto.com
【※参考記事】【ガーデニング】赤い花でクリスマスがときめく。いま飾りたい「鮮やかレッド・最強8選」
「クリスマスカクタス」ってどんな植物?
2/9
JessicaCox/shutterstock.com
・サボテン科カニバサボテン属
・多肉植物
・原産地:ブラジル
・参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)
クリスマスカクタスは「クリスマスシーズンに咲くカクタス(サボテン)」という意味合いがあり、デンマークで品種改良されたことから、「デンマークカクタス」とも呼ばれています。
日本では「シャコバサボテン」「カニバサボテン」という名前でも流通し、節のある葉がカニやシャコなどの甲殻類に似ていることが名前の由来です。
節で連なった葉がゆるいカーブを描きながら垂れ下がり、先端に美しい花を咲かせます。花色は赤・ピンク・白・黄・オレンジなどバリエーション豊富。ゴツゴツした葉とは対照的な華やかさが魅力です。
「クリスマスカクタス」育て方の基本
日当たり
3/9
Nadezhda Nesterova/shutterstock.com
基本的に日当たりのよい場所で育てましょう。冬は室内の明るい窓辺がオススメ。クリスマスカクタスは多年草なので、開花後の春から秋までは屋外に出します。ただし夏の直射日光は避けてください。
温度管理
熱帯育ちなので耐寒性が低く、霜に当たると枯れてしまいます。遅くとも晩秋には室内にとりこみ、気温が5度を下回らない暖かい場所に置きましょう。
くれぐれも暖房の風が直接当たらないように。窓際は夜間の冷え込みが厳しいので、夜は窓から離れた場所に移動すると安心です。
水やり
4/9
Olga_Anourina/shutterstock.com
クリスマスカクタスは季節ごとに水のやり方が異なります。室内で観賞する冬から春先までは、生育がゆっくりしたペースなので水やりは控えめに。月に1~2回で大丈夫です。
春から秋にかけての生育期には、土の表面が乾いたらタップリと。つぼみが付く10~11月は土が乾いてもすぐに水を与えず、1~2日ほど経過した時点で水を与えます。
「クリスマスカクタス」のお手入れ~肥料・植え替え・増やし方~
肥料
肥料は花が咲いている冬の間は不要です。春に固形の緩効性肥料を施し、梅雨明け前までは2週間に1回ほどのペースで液体肥料を追肥します。
そのまま秋まで肥料を与え続けると、新芽ばかり伸びて花芽ができません。梅雨明け後は肥料をストップして、花芽が付く9月頃には完全に肥料が切れた状態にすることが大切です。
植え替え
5/9
SoNelly/shutterstock.com
多年草のクリスマスカクタスは数年経つと根が鉢の中でいっぱいになってしまいます。株をリフレッシュするために、1~3年に1回程度植え替えしましょう。植え替えの適期は4~5月です。
増やし方
6/9
Bilalstock/shutterstock.com
クリスマスカクタスは葉を土に挿す挿し芽で簡単に増やせます。挿し芽の適期は4~7月。新しく伸びた茎節を2~3節切り取り、数本を円形になるように挿すと自然に丸くまとまって新しい株になります。
ただし挿し芽で増やした株はあくまでも個人の範囲で楽しみましょう。ほかの人に譲ったり販売したりすると、法律に抵触する場合があります。
「クリスマスカクタス」よくあるトラブルと対処方法
花芽ができない
7/9
Bilalstock/shutterstock.com
花芽ができない理由のひとつには、前述したように肥料をいつまでも与え過ぎたことが挙げられます。もうひとつの理由には、花芽が形成される時期に光に当たり過ぎたことが考えられるでしょう。
クリスマスカクタスは10~20度の気温と1日に12時間以内の日照時間の状態が、1ヶ月続かないと花芽ができません。花芽ができる前に室内に取り込んだ場合は、夜遅い時間まで明るい場所に置かないように気をつけましょう。
つぼみが落ちる
8/9
Elena_Gr/shutterstock.com
置き場所を変えたことなどによる急激な環境の変化が原因で、せっかく花芽が付いたのに突然パラパラと落ちてしまうことがあります。
つぼみの大きさが1cm以下の間は、できるだけ置き場所を変えないようにしましょう。また暖房の効き過ぎや水切れも落花の原因になります。
まとめにかえて
あでやかな花で寒い季節に彩りを与えてくれるクリスマスカクタス。高い位置に飾るとしだれて咲く様子が楽しめます。
水やりや育てる環境を間違えなければ、毎年美しい花を咲かせてくれるのもうれしいところ。クリスマスカクタスを部屋に飾って、クリスマスシーズンを華やかに過ごしてみませんか。
9/9
Olga Chetvergova/istockphoto.com
