クリスマスツリーといえばモミの木。

欧米ではクリスマスシーズンになると店の駐車場などにモミの木の特設売り場ができて、生木がずらりと並びます。

今年こそフェイクではなく本物のモミの木をクリスマスツリーにしたい思っても、日本ではなかなか手に入れにくいことも。そこで今回はクリスマスツリーの代用になる樹木を紹介します。

モミの木がクリスマスツリーに使われる理由は?

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モミの木とはマツ科モミ属の常緑針葉樹で、日本の本州から九州にかけて広く分布しています。ただ、巨大な高木になるため庭木としてはあまり普及していません。

モミの木がクリスマスツリーとして選ばれた理由は、1年を通して葉が常緑であること。葉が枯れずにつねにみずみずしいグリーンを保っていることから、「永遠の命」をイメージさせるからです。

常緑樹は神様の愛が永遠に続くことを象徴する木となり、モミの木がその代表とされました。また、枝葉の広がり方が十字架に似ているからという説もあります。

「聖なる木」として信仰を集めたモミの木。もちろんモミの木に限らず常緑樹であれば、代用としてクリスマスツリーに使ってもよいということです。