教育費はいつから準備するべきか

教育費を準備し始める時期は、出来るだけ早い方が望ましいです。

高校卒業直前に一気に貯めるより、少しでも早い方が毎月の負担が少なくなります。

まず、所得制限に該当しなければ、「児童手当」を受給することができます。

夫が年収600万円、妻はパート(年収103万円以内)、お子さんが2人の場合でシミュレーションしてみます。

お子さんが3歳未満で一律月額1万5000円、3歳以上小学校修了前まで月額1万円、中学生で月額1万円の児童手当を、トータルで一人当たり約190万円受け取ることができます。

先ほど、大学4年分の費用は720万円とお伝えしました。

720万円 − 児童手当 190万円 = 530万円

こちらが、児童手当を除いた1人分の高校卒業時の不足額となります。

530万円 ÷ 22年 ÷ 12ヶ月 = 2万75円 → 約2万円

児童手当とは別に、1人当たり生まれたときから2万円ずつ準備できれば、高校3年生からの進学時に慌てなくて済みます。

お子さんが小学生の時はそこまで子育て費用がかからないので、1番の貯めどきだと考えられます。

もし小学校入学時から貯蓄を始めると、

530万円 ÷ 16年 ÷ 12ヶ月 = 2万7604円 → 約2万7600円と毎月の金額が大きくなります(6歳時点なので、22歳−6歳で16年)。

同じように、中学校入学時では4万4166円、高校入学時では6万3095円となり、準備が遅くなればなるほど、月々の負担が大きくなります。