老後の厚生年金「年金振込通知書」でわかる事実。有効な対策は 12月は今年最後の年金支給月

年金振込通知書でわかる「年金手取り額」

これから受け取れる年金の見込額等は「ねんきん定期便」で確認できますが、実際に「手取りで」受け取れる年金額は「年金振込通知書」で確認をする必要があります。

ここでは「年金振込通知書」を参考に、「年金からどんな税金がいくらぐらい引かれるのか」「税金が引かれた後の実際受け取れる年金額はいくらか」を確認していきましょう。

出所：日本年金機構「年金振込通知書」

年金は偶数月に2ヶ月分が支給されます。こちらの欄に記載されているものは支給される金額で、各種控除を行う前の金額、つまり総支給額が記載されています。

これまで給与から天引きされていた介護保険料は年金から天引きされるため、その金額が記載されています。

介護保険料と同様に、後期高齢者医療保険料や国民健康保険料（税）も年金から天引きされます。ただし、天引き対象でない場合には記載がありませんのでご注意ください。

年金受給額に応じた所得税額および復興特別所得税額も年金から天引きされます。社会保険料と各種控除を差し引いた後の額に5.105％の税率を掛けた額が記載されます。

天引きされる個人住民税の金額が記載されています。

こちらの欄は各種控除後の「実際に振り込まれる金額＝手取り額」が記載されています。

こちらの欄には、年金が振り込まれる金融機関の支店名が記載されています。