そもそも「老後2000万円問題」とは

金融庁の報告書が発端となった「老後2000万円問題」について、多くの方は「老後に2000万円足りなくなるから貯めないと!」と思ったかもしれません。

報告書の内容では、2017年の高齢夫婦無職世帯の実収入から実支出を差し引くと、毎月の赤字額が約5万5000円(30年間で2000万円に相当)するケースを例として紹介しています。

出所:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」

あくまでモデルケースとしての不足額なので、実際の不足額は一人ひとり異なります。また、老後は病気やケガのリスクも高まるので、急な出費が発生する可能性もあるでしょう。

次項では、投資初心者でも効率的に老後資金を貯められる方法について解説します。