高値を切り上げて堅調な動き
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週は2万8000円をはさんで、ローソク足の実体が短い小幅な値動きが続いていました。
先週は2022年11月22日に窓をあけて上昇、23日の休業日をはさんだ24日にはさらに大きく窓をあけて上昇し、直近の戻り高値である11月11日の高値(2万8329円)を突破しました。
週末には陰線となりましたが、終値ベースで2万8000円台を維持しています。
今週以降の展開はどうなるでしょうか。
チャートの形は悪くありません。25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線がいずれも上向きになっています。先週の上昇により、25日線が75日線の下から上に抜けるゴールデンクロスが形成されました。
これにより、200日線、75日線、25日線という主要な移動平均線が下から上に並ぶことになりました。上昇局面に入ったことを示しています。
今週、まずは2022年9月13日の高値(2万8659円)、を回復できるかどうかに注目したいところです。そこを抜けると、2022年8月17日の高値(2万9222円)が次の目標になります。
ここを突破できると、年初来高値である2022年1月5日の高値(2万9388円)も近いです。このあたりは過去に売買が積みあがっているところで、抜けるのには多少パワーがかかるかもしれませんが、抜けると3万円台も見えてきます。
参考資料
下原 一晃