11月が終わりに向かい、世間ではクリスマスに向けたイルミネーションの準備も進んでいます。
何かと物入りの年末。イベントは楽しみである一方、お財布事情が厳しいという方も多いでしょう。
とりわけ懸念されるのが「今の生活費を確保しながら老後資金を作れるのか」という点です。
老後不安の中で、いったい貯蓄は、どのくらいあれば良いのでしょうか?
現役世代(20代〜60代)は給与の収入などがあるため、年金をもらっている70歳代以上の世代で確認をします。
70歳代の貯蓄額を「円グラフ」で確認
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2021年」(二人以上世帯調査)から、70歳代の金融資産保有額(金融資産保有世帯)を確認しました。
70歳代以上で金融資産を保有する世帯の貯蓄平均は2720万円ですが、資産の多い世帯、少ない世帯もありますので、中央値を確認したところ1500万円という数字です。
冒頭に出てきた「2000万円」とはいかないものの、中央値では1500万円ほどは貯蓄があるようです。
まずはこの1500万円という金額を目指して、貯蓄や運用を進めてみても良いのではないでしょうか。