老後「やらないで後悔」しないためにすべきこと4つ

では、60歳代になって「やっておけばよかった」と後悔しないために、現役時代のうちからはじめたいこともご紹介します。

  1. 月の収支を把握する
  2. 老後の年金額目安を知り、明確な老後資金の目標を定める
  3. 先取り貯金をはじめ、一部で運用を取り入れる
  4. 60歳代でも続けられる仕事を見つける

老後後悔しないためにすべきこと1.月の収支を把握

まずは月の収支の把握です。

自分は何にいくら使っているのか、一度すべて書きだすと無駄な出費や抑えられる固定費が見えてきます。

老後後悔しないためにすべきこと2.年金額目安を知る

老後資金といっても漠然としているので、まずは「ねんきんネット」を利用して、ご自身の将来の受給予定額を確認しましょう。

出所:日本年金機構「「ねんきんネット」による年金見込額試算」

ねんきんネットでは、今の加入条件が60歳まで継続すると仮定した見込額を試算できます。

しかし、今の現役世代が老後を迎える頃には、この試算より年金額が少ない可能性はあります。

それも想定して考えると、「老後の月の赤字の目安」がわかるでしょう。そこから老後の生活費の赤字や旅行や趣味、病気、介護費用を計算すると、「老後資金」が見える化して貯蓄意欲がわきます。

老後後悔しないためにすべきこと3.先取り貯金

老後になってから貯蓄が少ないと後悔しないためにも、できるだけ早くから先取り貯蓄をはじめましょう。

先取り貯蓄にも預貯金以外のものがあり、たとえばつみたてNISAやiDeCoといった運用も先取り貯金の一部になります。

出典:金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」(2022年3月17日公表)

預貯金での先取り貯金ができている方は、一部をつみたてNISAなどの運用にするのも一つでしょう。リスクはありますが、効率的に貯蓄を増やす方法の一つにはなりますので、まずは情報収集からはじめてはいかがでしょうか。