厚生年金「月30万円」の高額受給者、いくら稼いでどれくらい加入していたのか試算 意外と重要な国民年金も

4. 国民年金の納付も重要

忘れがちなのが、国民年金（老齢基礎年金）の存在です。

そもそも日本の公的年金は2階建ての構造となっています。

厚生年金が現役時代の報酬に左右される一方、国民年金は保険料の納付期間で決定されます。

先ほどの試算では、国民年金の満額78万円をもらえるという前提でシミュレーションしました。これは、保険料を40年間全て納めた場合での満額です。

例えば国民年金保険料の学生納付特例制度を利用していた方や、転職の空白期間に未納していた方などは、ここから差し引かれることになります。

高額受給者を目指す場合、こうした未納期間がないかも確認しましょう。