厚生年金「月平均が14万円」はウソだった?!ピンキリの理由と落とし穴とは
Rimma Bondarenko/shutterstock.com
この記事の3つのポイント
-
厚生年金の月額平均受給額約14万円には基礎年金の約6万円が含まれている
-
統計の平均にはだまされないように…実際にはばらつきは大きい
-
ねんきんネットやねんきん定期便で自分の年金を確認したい
日々の買い物の中で、怒涛の値上げを実感することも多いのではないでしょうか。
なかなか賃金があがらない中でやりくりに頭を悩ませることもあり、「せめて老後は穏やかに過ごしたい」と考えてしまいますね。
老後と言えば、収入の柱は年金です。中でも厚生年金は会社員等が加入する2階建てとなっており、月平均では14万円と言われます。
居住地や家族構成にはよるものの、安定的に月平均14万円もの収入があれば、なんとか生活できそうと思えるのではないでしょうか。
しかし、ここには落とし穴があります。「厚生年金が月平均14万円というのはウソ」と言われる理由について見ていきましょう。
【注目記事】厚生年金の見込みが20万円だった男性。手取りの少なさに愕然としたワケ
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)