1. 厚生年金の月平均「14万円」の注意:国民年金を含む金額である
まず、厚生年金の平均である「14万円」には国民年金の金額が含まれている点に注意しましょう。
日本の年金制度は「厚生年金」と「国民年金」という2階建て構造になっています。
- 国民年金:日本に住む20~60歳未満の全ての方が加入し、一律の保険料を納める
- 厚生年金:国民年金の第2号被保険者である会社員や公務員が加入し、報酬比例の保険料を納める
働き方によって、「国民年金に加入する人」「国民年金+厚生年金に加入する人」に分けることができます。
つまり、「会社員や公務員などは国民年金+厚生年金」が将来もらえるのです。このことから、元会社員だった方は「厚生年金14万円に加えて国民年金にも加入できる」と誤解する方がいます。
しかし、14万円の中には国民年金(老齢基礎年金)もきちんと含まれているのです。ちなみに国民年金の平均は5万6252円。
単純に差し引くと、厚生年金の単独平均は8万8114円ということになりますね。こう考えると、手厚い年金というイメージは少し薄れてしまうかもしれません。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)