関西人が怖がって飲まない「ホッピー」、その真実の味

安心してください、おいしいですよ!

東京と関西では様々な違いがあり、食文化はその代表的なもののひとつです。そのなかでも、東京在住の関西人サラリーマンや出張で東京にやってきた関西人サラリーマンの間で割と頻繁に話題に上るのが「ホッピー」。しかも飲んだ感想ではなく「あれ何なん?」「飲む勇気が出ないんだけど気になって」というコメントが多く聞かれるのです。

関西人は意外にも知らないものに対して保守的なことが多く、見慣れず飲み慣れないホッピーはちょっと怖い、というところなのでしょうか。ですがこのホッピー、近年は健康にいい飲み物としても注目されていたりするのです。

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ホッピーが注目される理由とは

ホッピーは1948年にホッピービバレッジの前身であるコクカ飲料が開発し発売した飲み物です。名称の由来は本物のホップを使ったノンビアという意味で、当初は「ホッビー」としたものの、語感が悪いということで「ホッピー」という名前に変更したのだそうです。

ホッピーは麦芽とホップを原料としてビールと同じ製造工程で作られます。アルコール度数は0.8%で1%に満たないため、法律上は清涼飲料水に位置づけられます。

サワーの流行などで苦戦した時代もあったようですが、最近では幅広い飲み方ができることなどが消費者の心をつかみ、また100mlあたり約11キロカロリーとビールの4分の1程度の低カロリーで、低糖質、プリン体ゼロといった点が注目され、健康志向の高まりとともに再び人気に火が付いたようです。

観光に、出張のネタに。浅草ホッピー通りで楽しむのもアリ

とある日曜日の15時。浅草演芸ホールから少し歩き、居酒屋やもんじゃ焼き屋が軒を連ねる通りに入ると、そこは明るい午後の日差しのなかお酒を楽しむ人でにぎわっていました。通称「ホッピー通り」です。

店に入りホッピーを注文すると、氷と焼酎が入ったジョッキとホッピーが運ばれてきました。ホッピー5に対し焼酎1の割合がホッピーの黄金比率だということです。

飲んでみると炭酸が効いていますが、苦みはビールほどではありません。また、あっさりとしていて癖はありませんが、これを物足りないと感じる人もいるかもしれません。まさに「ビールテイスト飲料」という名の通り、という印象です。

ホッピーを飲んでいた40代のサラリーマンに話を伺いました。大阪に本社を置く企業に勤めており、東京に転勤してきて1年足らずだという彼は「僕はそんなに苦手じゃなかったんですが…『ビールに氷を入れるの?』とか、ホッピーをそう見てしまって抵抗を感じる関西人はいるかも」と話してくれました。

まずは本場の流儀にならうのも悪くありませんが、どうしても気になるという人は氷抜きを注文するとよいのではないでしょうか。

ちなみにこの通りに出ている表示板には「公園本通り商店街」とあります。お店の人になぜここをホッピー通りというのか尋ねてみると「ホッピー出す店が多いからじゃないですかねえ」という答えでした。

主戦場は東京、近年では関西でも勢力拡大中?

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。