東京と関西では様々な違いがあり、食文化はその代表的なもののひとつです。そのなかでも、東京在住の関西人サラリーマンや出張で東京にやってきた関西人サラリーマンの間で割と頻繁に話題に上るのが「ホッピー」。
しかも飲んだ感想ではなく「あれ何なん?」「飲む勇気が出ないんだけど気になって」というコメントが多く聞かれるのです。
関西人は意外にも知らないものに対して保守的なことが多く、見慣れず飲み慣れないホッピーはちょっと怖い、というところなのでしょうか。ですがこのホッピー、近年は健康にいい飲み物としても注目されていたりするのです。
ホッピーが注目される理由とは
ホッピーは1948年にホッピービバレッジの前身であるコクカ飲料が開発し発売した飲み物です。
名称の由来は本物のホップを使ったノンビアという意味で、当初は「ホッビー」としたものの、語感が悪いということで「ホッピー」という名前に変更したのだそうです。
ホッピーは麦芽とホップを原料としてビールと同じ製造工程で作られます。アルコール度数は0.8%で1%に満たないため、法律上は清涼飲料水に位置づけられます。
サワーの流行などで苦戦した時代もあったようですが、最近では幅広い飲み方ができることなどが消費者の心をつかんでいます。