住宅ローン控除（住宅借入金等特別控除）とは

一方、住宅ローン控除とは、住宅ローンを契約して自身の居住用住宅を購入する場合に、税金の負担を減らすことができる制度です。

毎年の住宅ローン残高をもとに計算した金額を、各年の所得税（一部翌年の住民税）から控除することができます。

出所：国土交通省「住宅ローン減税」

住宅ローンの控除金額

住宅ローン控除で控除される金額は、毎年末の住宅ローン残高または住宅の取得対価のいずれか少ないほうの金額の1％です。

一般住宅の場合は上限4000万円（認定住宅の場合は上限5000万円）であり、年間の最大控除額は40万円（認定住宅は50万円）になります。

この制度はあくまでも自分が支払う所得税の範囲から控除されるもので、納税額以上の控除を受けられるものではありません。

住宅ローンの控除期間

控除できる期間は入居から10年間です。

一般住宅の場合は年間40万円×10年間で、最大400万円の控除が受けられます。認定住宅の場合は年間50万円×10年間で最大500万円です。

また、2019年10月からの消費税増税に伴い制度が拡充されました。

消費税10％で住宅を取得し2019年10月1日～2020年12月31日の間に入居した場合は、控除期間13年間となり、最大で480万円の控除が受けられます。