住宅ローンの繰り上げ返済とは。タイプは2つ

繰り上げ返済とは、住宅ローン返済において毎月の定額返済とは別に、まとまった金額を一時的に返済する方法のことです。

借入金額を早期に減らすことで将来の利息負担を軽減させ、利息を含めたトータルのローン返済額を減らすことができます。

繰り上げ返済の方法には2つのタイプがあります。

1. 期間短縮型

返済期間を短縮させ、短縮された期間分の利息を軽減する方法です。

返済開始当初のほうが、月々の返済額に占める利息の割合が高いため、繰り上げ返済の時期が早ければ早いほど、その利息軽減効果は高くなります。

2. 返済額軽減型

返済期間は変えず、月々の返済額を減らすことで利息を軽減する方法です。

家計支出の増加や収入減少などによって毎月定額の返済が厳しくなった場合に、月々の返済額を抑えるために用いられます。

いずれの方法も、繰り上げ返済の時期が早いほど、住宅ローン金利が高いほど、また返済期間が長いものほど、利息軽減効果が大きくなります。