最近、税金や年金に関する様々な改革案がニュース等で取り上げられているのをご存知でしょうか。
「国民年金の加入期間を45年間に延長」「退職金への課税強化」「走行距離課税」などです。
内容の共通点は私たちが納める税金・保険料に関係するもので、国民の意見のほとんどは「また税金ばっかり上げようとしている」など批判的な声が非常に多いです。
給料がなかなか上がらない今の時代、引かれるお金だけがどんどん上がっていき生活が厳しいという方も多く、このような批判の声は筆者自身もとても共感できます。
しかし、何事も側面だけ見て賛同・批判・拒否していても、将来的に困るのは自分です。
実際、今回の記事で取り扱う「年金の繰下げ受給」についてもそうですが、その制度の内容を深く理解していなかったことでまさかの事態に陥る方は非常に多いです。
繰下げ受給は年金を増やせる魅力的な制度である一方、ある点では損をする可能性もあるのです。回避するためにも、制度について多面的に見ていきたいと思います。