「平均年収400万円」が今も30年前も変わらない日本。なぜ平均給与は変わらないのか
William Potter/shutterstock.com
物価が上昇し、雇用保険料など引かれるお金は高まる一方です。そんな中、「日本の平均年収は30年間上がっていない」という話題が最近よく取り上げられるようになりました。
記事内で紹介する平均給与調査の起点となる、2020年から30年前の1992年というと、1991年のバブル崩壊直後で、少しバブル景気の名残が残っている時期です。
その頃から現在に至るまで、平均年収が変わらない背景にはどのような事情があるのでしょうか。
記事内では、1992年と2020年の平均年収を比較しつつ、給料の額が上がらない理由を検証しています。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。