2. 60~75歳の間で受給開始を選ぶことも可能
基本的には65歳からの受給となる国民年金・厚生年金ですが、実は開始年齢を60~75歳の間で選ぶこともできます。
このとき、年金額も変わります。
2.1 65歳より前に受給する繰上げ受給
65歳よりも前に年金受給を早めたい場合、「繰上げ受給」を選択することができます。
このとき、1ヵ月早めるごとに0.4%年金が減額されることに注意しましょう。
繰上げ請求書を提出した時点で減額率が決まります。受給権発生後に繰上げ請求を取り消したり変更したりすることはできません。
また、65歳になっても本来の金額に戻ることはなく、減額は一生続くことになります。
2.2 65歳より後に受給する繰下げ受給
反対に、66歳以降に受給することで年金額をアップさせることもできます。これを年金の繰下げ受給といいます。
繰上げ受給と違い、老齢基礎年金と老齢厚生年金は別々に繰り下げすることができます。
最大の75歳まで繰下げた場合、増額率は84%にもなります。年金が少ない方にとっては、受給開始の時期も慎重に判断したいポイントです。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)