3. 年金の受給には請求が必要
上記の繰上げ受給や繰下げ受給をするには、それぞれ手続きが必要です。
また、これらの制度を利用せず本来の年齢で受給したいと思う選ぶ場合であっても、年金の請求が必要となります。
3.1 特別支給の老齢厚生年金
例えば冒頭にご紹介した「特別支給の老齢厚生年金」の対象者になる場合、受給開始年齢に到達する3カ月前に、「年金請求書(事前送付用)」と「年金の請求手続きのご案内」が日本年金機構より送付されます。
こちらには基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、住所および年金加入記録が印字されているため、間違いがないか確認しましょう。
請求書が提出できるのは、受給権が発生してからです。この場合は受給開始年齢に到達した日=誕生日の前日となるため、それより前に提出できない点に注意しましょう。
なお、特別支給の老齢厚生年金には「繰下げ制度」がないため、受給権発生日以降に速やかに請求します。
3.2 老齢年金
65歳の誕生日を迎える3ヵ月前に、年金請求に必要な「年金請求書(事前送付用)」および「年金の請求手続きのご案内」が日本年金機構から送付されます
ただし、共済組合に加入していた方には共済組合から送付されることがあります。
特別支給の老齢厚生年金を受給している方でも、年金請求書での手続きが必要になります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)