平均貯蓄額を達成するには、年代別にいくらあるといいのか
グラフの分布を見れば分かる通り、60歳代の貯蓄平均が2537万円といっても世帯差は非常に大きくなります。
一つの目安として、年代別に平均貯蓄額程度を貯めることができれば、60歳代で平均額を貯めるのも夢ではないと言えるでしょう。同調査による、年代別の平均貯蓄額は以下の通り。
年代別の平均貯蓄額(二人以上世帯)
- 20歳代:414万円
- 30歳代:774万円
- 40歳代:1143万円
- 50歳代:1846万円
- 60歳代:2537万円
上記の中でも「40歳代で貯蓄1000万円以上」は一つの目安となるでしょう。
60歳代になればこれまでの貯蓄だけでなく、退職金や相続資産などが入ってくる可能性もあります。
こればかりは個人差が大きいので、自分の場合は退職金はいくら入るかなども計算しておきましょう。
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。